月曜朝夫婦冬を目前に控えた晩秋の朝。空気の交換の為に窓を開け。二 - いもげばこ−二次元裏img@ふたば過去ログ保管庫


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16/10/31(月)10:29:17 No.387983449 del
月曜朝夫婦
冬を目前に控えた晩秋の朝。
空気の交換の為に窓を開け。二人が思い思いの場所で道具を手に、店の掃除をしていたその時。
赤い小さな影が風と共に窓の隙間から入り込み、ひらひらとカウンターの上へと舞い降りた。
薄茶色の木目に映える、鮮やかに染まったソレを、偶然見つけた店長がそっと拾い上げる。
吐息を漏らして青い瞳を凝らし。細い茎をつまんで、くるりくるりと回しては、光にかざして透かす。
「秋の日の──」
窓から僅かに入り込む光を受け。燃える様な紅色に彩られた紅葉を前に、瞳を閉じて呟く様に詠う。
16/12/08(木)05:15:39 No.387983449
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キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
16/10/31(月)10:30:51 No.387983564
「ヰ゛オロンの ためいきの ひたぶるに──」
寒い晩秋の街にヴァイオリンの尾をひく様な音色。
「鐘のおとに 胸ふたぎ 色かへて 涙ぐむ──」
時を告げる鐘の音に、我に返り涙が溢れ。
「──さだめなく とび散らふ 落ち葉かな。」
枯葉が秋風に吹かれて舞い散る様に彷徨わせる。
紅葉を光に透かして、詩を淀みなく詠みあげ青い瞳を開く。
ふと我に返り、気配がする方へ振り返ると。モップを持ったままこちらを見る店員と、行儀よく座って見上げる猫…前川が一匹。
「あ……」「ヴェルレーヌですね…いい詩です」
その手からすり落ちた紅葉と、同じ色に染まった顔の店長に。店員は穏やかな笑みを浮かべ、カウンターに近寄る。
「しかし、この辺りには紅葉が植えられてる場所は見当たらない筈なんですが…」
16/10/31(月)10:32:05 No.387983665
カウンターに再び降りた紅葉を拾い上げ、店員は不思議そうな顔をして尋ねた。
「秋の終わり頃になると、必ず。…やって来るんです……」
「この紅葉がですか?」店長は頷くと、そっと手を伸ばして店員から紅葉を受け取る。
「この店にやって来た紅葉は…とても綺麗な押し葉になります…まるで、今でも生きてる様な……」
紅葉に顔を近づける前川を優しく撫で、鮮やかな紅葉で色づく叔母の故郷に想いを馳せる。
「去年の紅葉は…雪静さんの栞になりました。…今年の紅葉は……」
そこで一度言葉を切り、続きを促す様な店員の視線に気付くと、懐から取り出したハンカチで優しく紅葉を包み込んだ。

「…秘密です……」
16/12/08(木)05:15:39 No.387983449
1477877357280.jpg-(1443974 B)
キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
16/10/31(月)10:41:21 No.387984370
いい…
けどやっぱり猫は前川なのか
16/10/31(月)10:42:02 No.387984417
>。
16/12/08(木)05:15:39 No.387983449
1477877357280.jpg-(1443974 B)
キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
16/10/31(月)10:48:39 No.387984951
前川が猫じゃ無くて前川という名前の猫だから…
16/10/31(月)10:58:17 No.387985749
色々と不思議のある店だな…
それはそれとして今週のお題が決まってからまだ半日も経ってませんよね?
16/10/31(月)11:04:37 No.387986287
そういえばお題紅葉だったっけ…
16/10/31(月)11:07:08 No.387986490
えっ!毎日武文怪文書をっ!?
16/10/31(月)11:15:45 No.387987270
→やめてくださいしんでしまいます

出来らぁ!!
16/10/31(月)11:29:39 No.387988630
和やかかと思ったらしっとりしてた
16/12/08(木)05:15:39 No.387983449
1477877357280.jpg-(1443974 B)
キタ━━━(゜∀゜)━━━!!


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