SS注意ローズヒップアッサムプロ編今までの話時系列はバラバラです - いもげばこ−二次元裏img@ふたば過去ログ保管庫


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16/11/05(土)00:26:05 No.388913148 del
SS注意

ローズヒップアッサムプロ編
今までの話 時系列はバラバラです
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16/12/05(月)07:30:53 No.388913148
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キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
16/11/05(土)00:26:43 No.388913333
好きに決めるというのは存外に難しい。
アッサムはドリンクバーを凝視する。
ドリンクの種類はお任せと言われ何気なく了承したが、いざ選ぶとなると悩んでしまう。
温かいものがいいのか?冷たいものがいいのか?ジュースでも炭酸系かそれ以外か?
何が最適な選択なのか?友人の性格などを考慮して剪定を始めるがすぐに止める。
飲みたいものなどその時の気分によって変わるもの、いくら頭を悩ましてもしょうがない。
もし好みに合わなかったらその時は自分の好きなものを取って行ってもらおう。
アッサムはコーラとオレンジジュースとリンゴジュースを入れたグラスを持って自分の席に帰りジュースを渡した。
16/11/05(土)00:27:27 No.388913560
「はい、どうぞ」
「サンキュー」
「ありがとうございます」

ナオミにはコーラ、ノンナにはリンゴジュースが入ったグラスをそれぞれの目の前に置く。
どうやら選んだものにはさほど不満はないようだ。
そのことに少しだけ胸をなでおろしながら、オレンジジュースを置き二人の対面の席に座った。

「オレンジジュースですか、てっきり紅茶を持ってくると思っていましたが」
「聖グロ出身だからといって、いつも紅茶を飲んでいるわけじゃないわ」
「それもそうですね」
16/12/05(月)07:30:53 No.388913148
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キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
16/11/05(土)00:27:59 No.388913711
戦車道大学選抜。
アッサム、ナオミ、ノンナは大学選抜に砲手として選ばれていた。
同学年で同じ砲手ということでお互い話す機会も多く、自然と仲を深めていく。
そして今では大学選抜の定期演習後には三人でどこかで食事をとりおしゃべりを楽しむのが恒例行事になっていた。

「今日は惜しかったですね」
「ああ、あともう少しで島田隊長を撃破できたと思ったんだけどな」

ノンナとナオミが今日の紅白戦を振り返っているのをしり目にアッサムは時計を見て時間を確認する。
そろそろ時間だ。
バッグからタブレットを取り出し画面を操作し、戦車のイラストが描かれているアイコンをタップする。

――――さあ、いよいよシーズンが……
16/11/05(土)00:28:27 No.388913832
するとタブレットからけたたましいと言えるほどの大音量の音が流れる。
アッサムは突然の大音量に一瞬身体をビクッと震わせ、慌ててボタンを操作した。
バッグに入れていた時に何かの拍子でボタンが押され音量が大きくなっていたか。
操作し音を小さくした後、ふと顔を上げるとノンナとナオミと目線が合う。

「ごめんなさい。驚かせてしまって」
「それはいいけど、今の音は何?」
「コメンテーターの声よ。ちょっとJTリーグの試合でちょっと確認したいことがあってね」

JTリーグとはジャパンタンクリーグの略称であり、アッサム達が大学に入学した年に設立されたプロ戦車道リーグである。
JTリーグはサービスの一環としてJTリーグの試合をライブ配信し、専用のチャンネルを契約した利用者のPC、スマートフォン、タブレットで見られるようになっている。
さらに試合を見られるだけではなく、試合の詳細なデータも見ることができる。
アッサムもそのサービスを利用し、自分が持つタブレットにそのアプリをダウンロードしていた。
16/12/05(月)07:30:53 No.388913148
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キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
16/11/05(土)00:29:02 No.388913993
「もうそんな季節か……あっ!アッサムそれで新潟スワンズの試合見られる?」
「ええ見られるわよ」
「ちょっと見せて」

ナオミは重要なことを今思い出したと言わんばかりの表情を見せていた
アッサムはナオミの要望に応えるように両者の中間地点にあるメニュー台にタブレットを立てかけた。
試合はまだ始まっておらず、コメンテーター二人が今日の試合展望や注目選手をあげていた。

「試合はまだか、これスタメンとかわかる?」
「ちょっと待って、今出すから」
16/11/05(土)00:29:31 No.388914107
アッサムはタブレットを操作しメンバー表を出す。
そこには使用戦車や乗員の名前や役割が表示されていた。
ナオミは一人一人の名前を慎重に確認しながらスクロールバーを下に下げていく。
そしてナオミはメンバー表を見て一人嬉しそうに呟いた、

「通信手か」

アッサムとノンナはナオミの態度の真意を図るべくメンバー表に目を通す。
そのなかにアリサの名前が載っていているのを発見し理解した。

「おめでとうございます。ルーキーながら開幕レギュラーなんて素晴らしいです」
「欲を言えば車長に抜擢されて欲しかったけどこんなもんだろう。しかしレギュラーに選ばれたならケイや私に知らせてくれたっていいのに」
「デビュー戦のことで頭がいっぱいで忘れていたのよ。ローズヒップもそうだし」
「そういえばローズヒップさんもプロになったのですね、どのチームに?」
「湘南ポセイドンズ」
16/11/05(土)00:30:00 No.388914217
この言葉を聞いてノンナとナオミはアッサムが試合を見ようとしたのか理解する。
ローズヒップがスタメンに選ばれているか、役割は何のか、それを確認する為に試合を見ようとしていたのだ
そして奇しくも新潟スワンズの対戦相手が湘南ポセイドンズだった。
アッサムはタブレットを操作し、湘南のスタメン表を表示する。
三人は画面を凝視しローズヒップの名を探しその名を見つけた。

――――装填手ローズヒップ

「おめでとうございます」
「おめでとう。車長かと思っていたが装填手か。残念だったな」
「アリサさんだってなれなかったのだから妥当といえば妥当ね。それにルーキーが車長になれるほど選手層は薄くないわ」
16/11/05(土)00:30:41 No.388914411
アッサムは選ばれなかったことは予想通りという態度を見せていたが、実際の処は少しだけ期待していた。
ローズヒップはこの選出にどう思っているか?
喜んでいるのか悔しがっているのか?
だが他の車長の指揮を見る経験が少なかったローズヒップには良い経験になるはずだ。

「しかし嬉しいと言うかほっとしたと言うか、何だか妙な気分ね」
「まるで合格発表で妹の番号を見つけた姉の気分ですか?」

ノンナの例えを聞いてアッサムは思わず噴き出す。
言い得て妙だ。
ローズヒップが聖グロリアーナの隊長に相応しく隊を率いている姿は目にしている。
それでもアッサムにとってローズヒップはお転婆で世話の掛かる愛しい後輩だった。
16/11/05(土)00:31:09 No.388914532
「試合が終わったら祝いの電話でもするか」
「折角ですから何かお祝いの品でも送ってみたらどうです?」
「祝いの品か、それもありだな。しかし何を送るべきか?」

ナオミが頭を悩ましているなか、アッサムも贈り物について思考をめぐらす。
相手に送るものとしては大まかに分ければ二種類がある。
形に残るものと残らないもの。
形に残らないものは主に食品などがあげられる。
そして形に残るものはネックレスなどの物品などである。

「アッサムなら何を贈る?」

ナオミの問いかけにアッサムは思考を一時中断する。
16/11/05(土)00:31:37 No.388914640
「そうね。一番合理的なのは金一封を渡して好きなものを購入してもらうことだけど……」
「それは味気ないないだろう。それにサプライズ感が無い」
「私も同意見です」
「と思ってこの案は真っ先に除外したわ。ノンナならどうする?例えばカチューシャに何かあげるとしたら?」

アッサムは何かアイディアを得ようとノンナに問いかける。
ノンナとカチューシャの仲なら誕生日のプレゼントなど贈り物を贈る機会も多いことを見越しての質問だった。

「そうですね。好物の料理だったり、その時に欲しいものを選びます。ですが」

ノンナは一拍置くようにリングジュースを手につける。
そして昔のことを思い出したのか優しげな笑顔を浮かべていた。
16/11/05(土)00:31:55 No.388914722
「カチューシャはとても心が広い方です。私もカチューシャに何を贈れば喜ぶかと考えに考え抜いて贈りますが時には気に入らないものがあったかもしれません。しかしそんな様子を一切見せませんでした。それは私の気持ちをくみ取ってくれたからだと思います。結局のところは心が籠っていればいいと思います。ローズヒップさんもアリサさんもそこまで交流がありませんが、お二人の話を聞く限りでは贈り物を無下にするような人ではないと思います」

心が籠っていれば何でもいいか。
確かにローズヒップが自分に何か贈ってくれたら、例え無用なものでも悪い気分にはならない。
何故なら自分の為に考えに考え抜いていることは分かっているのだから。
16/11/05(土)00:32:36 No.388914907
◆◆◆

「新潟スワンズ対湘南ポセイドンズの試合は新潟の勝利で終わりました」

実況の声とともにアッサムはマウスをクリックし映像を停止した。
帰宅後は食事や明日の大学での講義の準備を済ませ、ローズヒップが出場した試合をPCで観戦する。
デビュー戦は勝利で飾ってほしかったが、そうは甘くは無かったか。
PCの電源を落としふと時計を見ると時刻は22時を回っていた。
眠るには少し早いような気がするが、かといって特にすることもない。
数秒ほど思案し床に就くことに決める。
大学選抜での演習で自覚できていない疲れがあると考えてのことだった。
寝巻に着替え部屋の電気を消しベッドに入った。
16/11/05(土)00:33:17 No.388915070
時間にして何分経っただろうか?
二十分、三十分だろうか、時間の経過は分からないが一向に眠れる気配がない。
やはり床に就くのが早すぎたか。
だが眠気がこないからと眠気がくるまで電気をつけると、目がさえてしまい眠れなくなることが往々にしてある。
そこでアッサムは目をつぶりながら何かを思考することで眠気が来るのを待つことにした。
考える項目はローズヒップに何を贈るかについて。

ノンナの言う贈りものは相手のことを考え心が籠っていれば何でもいいという意見は賛同できる。
だが、大切な人に贈るからこそ本当に喜んでくれるもの、有用であるものを贈りたい。
ローズヒップのことについてはある程度は分かっているつもりだ。
16/11/05(土)00:33:36 No.388915158
だが人が欲しいものというのは時期によって変わってくる。何より立場によって変わってくる。
高校生の時の自分と今現在の自分では欲しいものが違うように。
アッサムはローズヒップの今の立場、プロ戦車道選手という立場から欲しがりそうなものを思案する。
様々なアイディアが脳内で思い浮かび消えていく。
その時あるアイディアが脳内を電流のように駆け巡った。
これだ!ローズヒップに贈るものは!
アッサムはベッドから跳ね起き、PCを立ち上げた。
16/11/05(土)00:36:28 No.388916249
残りはテキストで
su1630751.txt

まほのプロ編が凄いよかった!
やっぱりチャンピオンは世代交代されるまでが役目だよな
16/11/05(土)00:42:27 No.388918264
そうか高校入りすれば大学に行った上級生より先にプロになれるのか…
>リングジュースを手につける
リンゴジュースに手をつける?
16/11/05(土)00:42:50 No.388918424
アッヒッ来たのか!
16/11/05(土)00:51:44 No.388921338
ローサムいいよね…
16/11/05(土)00:58:35 No.388922969
これは大作…
16/12/05(月)07:30:53 No.388913148
1478273165352.jpg-(77725 B)
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